2013年8月18日日曜日

ロゼストオーダーメイドスーツ Vol.14

昨日に引き続き、「体型補正」のお話。本日はパンツ編です。

当店で展開している3つのモデル全ては、縦横のサイズをお客様のお体に合わせる事だけではなく、
ジャケットと同様に「体型補正」まで可能となっています。

では昨日と同様、箇条書きにてご説明させて頂きます。


1、出尻・平尻
パターンに対してお尻が出っ張っている場合、尻ぐりが食い込んだり、腰回りのフロントが左右に引っ張られ、シワがでる原因となります。反対にお尻が余っている場合、ヒップはもちろんワタリ~ヒザあたりに斜めにシワがでる原因となります。出ている場合も余っている場合もパターンに対して調整する量を見極め、ヒップの長さ調整を行う事で補正します。


2、下腹
お腹周りがすっきりと見えるように、ウエスト~ヒップにかけての前身のバランスを調整します。その際に股上と連動した補正を行う事で、スマートで動きやすいシルエットとなります。


3、送り腰
横から見た際に、腰が前に突き出たような体型。尻ぐりの食い込み、ヒップ下のシワの具合を見ながら、補正量を決めていきます。


4、センタークリース
センタークリース(プレス線)が体型によって外側に開いたり内側に入り込んだりするのを補正します。
サイズゲージをお召し頂いた状態で補正量をお決めします。


5、O脚
ひざからふくらはぎの外側にかけて引っ張られ、股下部分内側にシワが入る事があります。サイズゲージをお召し頂いた状態で、センタークリースの補正と合わせながら細かなパターン補正を行います。


以上の5箇所を採寸時に細かくチェックし、「体型補正」を加えていく事で、フィット感が良くシルエットが綺麗、そして着心地の良いパンツが生まれます。